Ninpu-dental

2008年3月12日 (水)

おやつの時間とむし歯

9日は「岡山大学歯学部同窓会,卒業生リフレッシュセミナー:小児歯科」に参加してきました.
キシリトールを用いたう蝕予防などイイお話が聞けました.後日まとめて報告します.

セミナー終了後の懇親会で小児歯科の岡崎先生に次のようなお話を聞きました.

「治療前にアンケートを取ってるが,そこにおやつの与え方という項目がある.お母さんに『この子は歯の治療をガマンできますでしょうか?』と尋ねたとき『大丈夫だと思います』と言われる時は,おやつは時間を決めて与えてるの項目に○がついてることが多い.反対に『イヤ,暴れるかもしれません』と言われるときは,おやつは欲しがった時に随時与えてるに○がついてることがほとんどだ

このことを先生は次のように分析されてました.
「だらだらおやつを与えられてる子はガマンするということができない.欲しい時に欲しいものがもらえてるから.時間を決めて与えるということがガマンするということも身につけている.毎年成人式で暴れる新成人の報道があるが彼らはガマンするということが身につかず,そのまま大人になった子たちなんだろう」

このブログでも昨年の10月20日にむし歯のできる原因について述べたことがあります.だらだらと欲しがった時におやつを与えるということは歯の表面にたべかすのくっついてる時間が長くなりがちです.むし歯ができやすいということです.

2008年2月20日 (水)

矯正の開始時期

歯列矯正は何歳頃から始めるのがよいのでしょうか?

●幼稚園・・当院の矯正担当の先生によりますと「幼稚園の子は治療を始めることはないので,もう少し経過観察してください」とのことです.

●小1,2・・真ん中の前歯だけを何とかすれば,後からはえてくる歯はキレイに生えそうな症例と受け口の場合は小学校1年生くらいから先生に相談してください.先生のほうから治療開始時期になると「そろそろ始めましょうか」と言ってくださります.
ただし,上下の真ん中の前歯が変な方向に生えてきた時,すぐに治療を始めるとは限りません.次に生えてくる隣の歯の生えれるだけのスペースがなければ,真ん中の歯をいい位置にもってきても次の歯はいい位置には来れません.そのため,上下前歯4本(計8本)が生え替わってから前歯を並べ始める人もいます.この場合は小学校2,3年生からになります.

●小3,4・・ほとんどの症例はこの頃から始めますが,特に受け口は身長がグングン伸びるときに下顎も伸びてきますのでこの時期には先生に相談してください,女の子ですと5年生では遅すぎる場合もあります.
歯並びがグチャグチャな症例はこの時期から始めますと抜歯せずにすむこともありますが,6歳臼歯の後ろの永久歯(第2大臼歯)が生えた後では抜歯が必要になる人がふえます.

●小学校5,6年以後・・歯並びが気になる方はすぐに受診してください.

矯正を始めたのが早いから早く終わるというものではありません.矯正治療のゴールは永久歯のかみ合わせを揃えることです.第2大臼歯は12歳から14歳頃に生えてきますので,この歯がちゃんと咬むまでは管理が必要ですし,親知らずを抜くのは17歳頃が一番抜きやすく,その頃までは経過観察は必ず行います.せっかく歯を並び終えても親知らずが変な方向に生えてたら歯並びが崩れることが多くあります.親知らずまで管理が必要です.

●中高生・・この時期からは治療費だけでなく矯正の終わる時期というものを考慮しなければいけません.永久歯が生えそろってから始める矯正は約2年半から3年かかります.一番いいのは高校3年までに終わっておくことです.高校を卒業しますと進学や就職などで転居する可能性が高くなります.治療途中で転居して他の先生にかかると治療費は増えますし,先生もやり方が違う(抜く歯が違ったりする)ので治療しにくいことがあります.また社会人になりますと治療に通う時間がとれにくくなる人もでてきます.
受け口や出っ歯がひどくて手術が必要な場合は成長が終わってから手術しますので高校生以後.2週間ほどの入院も必要になります.手術が必要な方は最初から大学病院の口腔外科を受診してください.保険が適応になれば治療費は3割ですみます.

●社会人・・いつからでも矯正は始められますが,お金よりも時間が制約になる方が増えてきます.特に女性です.矯正に2年半かかりますが,それまでに結婚して転居しないか?妊娠,子育てをしながら通院できるか?などです.手術が必要な症例なら入院も必要になります.19歳の女性と26歳の女性ではこの時間というものが大きく変わってきます.
また,費用的にも親と同居してる時は給料ほとんど自分の為に使えますが結婚後は夫の給料で生活費その他を捻出した後で矯正にまわせるお金がどれだけあるかです.月平均にしますと2,3万円かかります.

※抜歯はしなくてすむのならしないほうがいいですし,手術も同じです.早くから診てもらうと抜歯や手術の可能性が減ります.

※矯正装置をつけてることは気になさらないことです.「歯並びをよくするために頑張っているんだ」とアピールしてると思ってください.いじめる子がいるのならその子がいけないのです.テニスのシャラポワさんも矯正をされてました.彼女の美しさは歯並びもキレイだからです.槇原敬之さんや榊漠山先生の口元をみて「みっともない」と私は思います.
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2008年1月28日 (月)

検査での被爆

以前に「妊婦と歯科用レントゲン写真」について書きましたが,27日の朝日新聞にX線撮影時の被爆量についての記事がありました.

アメリカ・ハーバード大の研究によりますと,がんの原因のうち煙草が約3割,偏った食事や肥満が約3割.医療被曝による発がんの危険性はこれらに比べるとぐんと小さかったそうです.

医療被曝の大きさの目安(単位=ミリシーベルト)
0.03・・・歯科用レントゲン
0.05・・・胸のX線集団検診
0.20・・・東京ーニューヨーク飛行機往復(高度による宇宙線増加)
0.60・・・胃のX線集団検診
0.81・・・神奈川県の自然放射線被曝量(国内最少)
1.19・・・岐阜県の自然放射線被曝量(国内最多)
2.40・・・世界平均自然放射線
_____宇宙から(0.39),
_____ 大地から(0.48),
_____ 食物から(0.29),
_____ 空気中のラドンから(1.26)
6.90・・・胸部X線CT撮影
250.0・・白血球減少などの症状が現れる

被爆影響のリスクを怖がりすぎて放射線診断を拒むと,重い病気を見過ごすなど,不利益もおこりうる.しかし,医療機関も被爆の低減に取り組む必要もあります.

2008年1月19日 (土)

乳歯のむし歯を放っておいたら

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この写真の右から2番目の歯を見てください.
生えてきたばかりの永久歯なのですが茶色くなって歯の形が変ですよね.(この子は小学校5年生です)

なぜこのような歯が生えてきたのでしょうか?

この歯の上にあった乳歯が大きなむし歯で歯の神経がくさってしまい,歯の根のまわりの骨を溶かしただけでなく,すぐ下で作られてた永久歯をこのような「できそこない」の歯にしてしまったのです.

この歯は柔らかくてすぐにむし歯になってしまってました.

「乳歯はどうせ生えかわるからむし歯になっても放っといてもいい」というのは間違ってます.放っといたらこんな永久歯が生えてきます.すぐにむし歯になります.すぐにボロボロになります.

永久歯の質だけではありません,歯並びにも影響してきます.奥の6歳臼歯が前に倒れてくるので後で生えてくる歯の生える場所が減ります.
特に乳歯の奥歯で多いのですが,根っこだけになってたら先に生え替わってた反対側(下なら上,上なら下)の永久歯がどんどん伸びてきて,後から生えてきた永久歯がほとんど高さがなく,前後の歯の高さがガタガタになってる子もいました.

2008年1月17日 (木)

妊娠中・授乳中なのに歯が痛む

妊娠中・授乳中なのに歯が痛んだりしてませんか?

それなのに,クスリは飲まずにガマンしつづけてませんか?

そんなあなたの参考になれば・・・・と思います.

2008年1月 9日 (水)

授乳中の母親の歯科治療

歯科治療で使われる局所麻酔薬や処方されるクスリに関し,その一部が母乳へ移行することで乳児に悪影響がおよぶのではないかと神経質になっておられる母親はたくさんおられます.

まず麻酔薬ですが「妊婦と歯科用麻酔」のところで書きましたように使用量も少なく,麻酔した場所に多くとどまるようになってますので血管内や母乳へ入る量はごくわずかで何の心配もいりません.

処方されるクスリに関してですが乳児が3ヶ月くらいまでとそれ以降では状況が変わります.
3ヶ月以内の乳児の場合.代謝機能がまだ未成熟なのと授乳が2〜3時間おきで頻回であるため,妊娠中と同様に安全性の高いクスリを選択します.

抗生物質に関しては妊娠中でも使用可能でしかも母乳への移行がほとんどないと報告されている「フロモックス」が第一選択になります.あと,「メイアクト」も安全だと報告されてます.

痛み止めに関しても妊娠中でも使用可能といわれ,こどもが熱を出した時に小児科でも処方されている「カロナール」が第一選択になるでしょう.
このクスリは飲んでから2時間後が母乳への移行のピークですが,ピーク時に赤ちゃんが母乳を100ml飲んだとしても,お母さんへの投与量の0.1%以下.通常の乳児への投与量の1%以下でしかありません.母乳への移行量はかなり少ないということです.

お薬は飲んでから5時間ほどたてば母乳への移行はほとんどなくなります.
それでも気になる場合はまず授乳をすませてからクスリを飲み,次の授乳時にはあらかじめ搾乳しておいた乳を飲ませるか人工乳を与えてください.

乳児が3ヶ月を過ぎますと代謝機能がしっかりしてくるので歯科でだす痛み止めや抗生物質に関してはは母乳中のクスリの影響はまずないと思われます.

なお,今回の内容は私の岡山大学歯学部ならびに軟式テニス部の後輩である滝川雅之先生の著書を参考にさせていただきました.先生は岡山市で年間分娩数約1000例という産婦人科三宅医院併設の「ハロー歯科クリニック」の院長をしておられ,「妊婦の歯科治療とカウンセリング」という本も書かれた,おそらく国内では一番多くの妊婦さんを診療されてる先生です.

2007年12月 6日 (木)

妊婦とクスリ

妊娠中に親知らずが原因で歯ぐきや頬が腫れてきたらどうしますか?場合によっては38度近い発熱を伴ってることもあります.重症になると妊婦の体力を消耗させ,胎児にまで悪影響を及ぼす危険性が生じてきます.

この場合はクスリを出すことになります.しかし,原則として「そのクスリを使用することの有益性が危険性を上回ると判断された時にのみ用いる」ということがあります.
有益性は投薬によって母体の状態が改善すること.危険性は胎児への影響が主に考えられます.
妊娠3週目までの胎児はクスリの影響はあまり受けません.4週から15週が胎児の外形や臓器が作られる時期で,この時期が最も注意が必要になります,16週を過ぎると奇形の心配はほぼなくなります.

歯科でよく使われるのは「(バイ菌を減らす)抗生物質」と「痛み止め」です.

抗生物質をどうしても用いる必要がある場合はペニシリン系かセフェム系のクスリを選択すれば比較的安全と言われてます.腫れたり発熱したりする原因は「細菌」です.細菌は植物なので細胞壁がありますが,胎児は動物ですので細胞壁はありません.上記の系統のクスリは細菌の細胞壁を壊すことによって細胞をやっつける作用のクスリですので,細胞壁のない胎児にはあまり影響がないのです.「フロモックス」や「ケフラール」などがこれにあてはまります.

痛み止めに関しては「妊娠の全期間を通じてできるだけ飲まない方がよい」と言われてます.特に妊娠末期はいけないそうです.歯ぐきなどの痛んでる場所は赤く腫れたりしてますでしょ?そういう所は血管も拡がってます.痛み止めのクスリは,この「拡がっている血管を縮めて腫れを抑える」働きがあります.しかし,同じ働きで縮まって欲しくない胎児の動脈管と呼ばれる心臓近くの血管も細くなるため発育抑制(低体重)や新生児肺高血圧症という病気の原因になるからです.どうしても痛み止めを飲みたい時はこれらの危険性が少ないと言われる「カロナール」や「ソランタール」というクスリを使うことになりますが,効きはかなり弱いです.

痛みの原因になるむし歯や親知らずがあるのなら,できるだけ妊娠前に治しておいてくださいね.






2007年11月16日 (金)

妊婦と歯科用麻酔

妊婦さんのなかには歯科での麻酔についてもかなり心配される方がおられます.
結論から申しますと「歯科で用いる麻酔は胎児にはほとんど影響ありません」

私たちが使っている麻酔はほとんどが1.8mlのカートリッジに入っているものです.これを普通の処置では1本か2本ぐらいしか使いませんので使用量は3.6mlまで.しかも歯科用麻酔薬には血管収縮薬というものが入っていて,麻酔した場所に麻酔薬が長く(2時間くらいですが)とどまるようになってます.もし,歯ぐきのところの血管に入ったとしても胎児には問題のないくらいの微量なのです.
私の妻もインプラントの手術予定日の1週間くらい前に妊娠がわかりましたが,手術は行い,子供も無事五体満足でうまれてきました.

ただし,妊婦さんでなくても「デンタルショック」と言いまして「こわい....こわい....」と思い続けてる人に多いのですが麻酔を打たれた瞬間に貧血と低血圧になる方がおられます.この状態になる確率が妊婦さんは少し多いかもしれませんが,麻酔注射液が原因ではありません.

また,妊娠中毒の方は高血圧になってますが,麻酔薬に含まれる血管収縮薬の影響でさらに血圧が上がることもありえますので注意が必要になります.

後日述べますが,痛み止めの飲み薬は妊娠中全期間を通じてあまり飲まない方がよいといわれてます.ですから痛い歯や抜いた方がいいといわれてる親知らずがあるのなら妊娠前に治療をすましておいてください.

2007年11月14日 (水)

妊婦と歯科用レントゲン写真

妊婦さんの歯科治療時には注意すべきことはたくさんあるのですが,今回は歯科用レントゲン写真の影響について述べます.
結論から言いますと「歯科でのレントゲンは胎児および妊婦にはほとんど影響ありません」
歯科でのレントゲン撮影での被爆量は1回につき0.02〜0.04ミリシーベルトと言われてます.
人間が地球上で生活していて被爆する宇宙からの放射線,これを自然放射線というのですが,これの全世界平均が2.4ミリシーベルト/人/年です.この量を被爆していて日常生活になんか不自由なことがおこっているでしょうか?何もおきてませんよね.
50ミリシーベルトが原子力関係従事者の1年間被爆限度量
250ミリシーベルトで白血球減少
1000ミリシーベルトで吐き気などの急性放射線障害発生
2000ミリシーベルトで出血・脱毛・5%死亡
なんだそうです.

歯科でのレントゲン1枚は自然放射線の120分の1
白血球減少の症状が出る量の12500分の1でしかありません.
これだけの被爆量ですから妊婦や胎児に影響が出ることはまずありません.しかも歯科の撮影の時は顔面にたいして横向きが多く子宮とは別の方向に照射してます.
胎児の催奇形性に影響すると言われてるのは妊娠15週まで,それ以降は器官形成期は終わってるので胎児の発育がレントゲンの影響をうけることはほとんどありません.

それでも心配な方は鉛エプロンのプロテクターを使用して撮影してもらってください.
でもプロテクターなしでもほとんど影響ありません.

2007年11月 5日 (月)

歯ブラシの硬さ

歯ブラシの毛の硬さは大体次のように分類できるでしょうか
「柔らかい」
「豚毛」
「少し柔らかい」
「普通」
「硬い」
どれがいいかというと「普通」でイイと思います.

歯周病が重症な人用ということで「柔らかい」を使うという話を聞きますが,私が使ってみた感じでは「柔らかすぎてダメ.歯ぐきのマッサージなんかほとんどできない」です.歯周病の予防や治療には歯ブラシによる歯ぐきのマッサージ効果も必要なのにこれではあまり効果なしです.

「豚毛」は以前に一度だけ使ったことがあります.ナイロンの歯ブラシは使い続けると毛先が拡がってきますが豚毛は毛がすり減ってきました.「普通」では硬くて痛いという人ならこのほうがよいかもしれません.

妻が娘の歯磨きをしてたら痛がってさせてくれないと言ってましたので歯ブラシをみたら毛がかなり硬かったことがあります.これでは磨いたときに歯ぐきは痛かったでしょう.「少し柔らかい」に換えると痛いと言わなくなりました.「普通」でも痛いとは言いません.ただし,うちの子は歯ブラシをよく咬むので「少し柔らかい」はすぐに毛先が拡がってしまいます.

「硬い」は歯がすり減るだけ,これはしみる原因になります.以前テレビで「前歯は白くしたいから硬めの歯ブラシに研磨剤入りという歯磨きを使う」と言って前歯と奥歯の歯ブラシを使い分けてる人の話がありました.硬い歯ブラシに研磨剤入りの歯磨きではまず歯ぐきが根っこ側に下がり,歯の根が露出します.根は歯ぐきの上に出てた部分よりも柔らかいのですり減るのが速いです.すり減ると歯の神経に近づくので冷たい水などがしみるようになります.
「普通」の硬さの歯ブラシを使っていてもかなり歯がすり減ってる人がいるのですから「硬い」を使うのは歯をしみるようにしてるだけです.どうしてもしみるのがとれない時は歯の神経を抜かねばいけませんが,神経のなくなった歯は灰色や褐色がかった色に変色します.「白い歯」とはほど遠いものになってしまいます.

「硬い歯ブラシで強く磨く」→「歯がしみてくる」→「しみるのがとれないので歯の神経を抜く」→「灰色や褐色がかった歯になる」
このような流れになります.

歯磨きの時に力を入れすぎてもいけません.すり減るだけです.食べかすが取れればいいのです.それだけの力でいいのです.

これが,神経を抜いたために色の変わった歯です
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2007年10月20日 (土)

むし歯

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むし歯ができるには4つの要因があると言われてます.

1:歯・・・歯のない人にはむし歯はできません.インプラントもむし歯にはなりません.
2:むし歯菌・・ストレプトコッカス・ミュータンスと言われてます.お口の中に普通の状態でもいる細菌です.
3:食物・・食べ残しに含まれる糖分,むし歯菌や歯周病菌はこれを栄養として数を増やします.
4:時間・・歯に多くのむし歯菌が長い時間くっついていると歯が溶かされてむし歯になります.

プラークとは歯の表面についてる汚れのことで,この中はほとんど細菌のかたまりです.

「むし歯にならないためにはどうすればよいか」・・それはこれら4つの要因が重ならないようにすればよいのです.
まず「1」の歯をなくすことはできません.
「2」のむし歯菌もなくすことはできません,しかし数を減らすことはできます.それは「3」の食べ残しを減らすこと.磨き残しのない歯磨きをすることです.糖分の摂取量を減らすことも効果があります.
そして「4」の時間.チョコレートを食べてもかまいません.アイスクリームを食べてもかまいません.しかし食べ終わった後で糖分が歯に長い時間くっついてるとむし歯になるのです.この糖分が歯にくっついている時間を短くすればいいのです.そのためには「食べたらすぐに歯を磨く」です.そして「磨き残しのない歯磨きをする」そのことが大事なのです.
2歳で乳歯がほとんどむし歯の子がいましたがペロペロキャンデーが大好きな子でした.あれはダメです.糖分が長時間歯にくっついたままです.あめもよくない.
入歯を入れっぱなしにするのももちろんダメ.せめて1日1回でもいいですから入歯をはずして入歯と残った歯の掃除はしてください.この1回をするのとしないのとでは大違いです.

「糖分が長時間歯にくっつかないようにする」これをこころがければむし歯になる歯は確実に減らせます.